笑顔の対話と音楽があふれる治療室

治療に当たっては、安らぎや癒しなどの精神的なケアを一番大切にしているという。西出病院の2階に設置されているハイパーサーミアの治療室では、演歌からクラッシックまでの音楽ＣＤが多数用意され、1時間あまりの治療中、患者さんの希望にあわせた音楽が治療室に流れている。

また、「熱かったらおっしゃってくださいね」「ちょっと熱くなってきました」「もうちょっと頑張りましょうね」など、何気ない患者さんとの言葉のキャッチボールも続く。そこにはがん治療という重苦しい雰囲気は微塵もなく、笑顔さえも絶えない。患者さんとの信頼関係を築き上げてきた証明とも言える。