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「不変」も大きな効果。がんを大きくさせないことが延命につながる

 
 

◆医療技術の進展や新薬の開発など、がん治療は大きく進歩し、患者さんのニーズも多様化しています。これからのがん治療の在り方についての考えを聞かせてください。

残念ながら、現状ではがんを確実に根治させる治療はありません。しかし、私は根治の必要性についてことさら重きを置いていません。がん治療は近年、日進月歩のスピードで進化しつつあります。ゲノム医学の発展によって、遺伝子治療や免疫療法をからめた分子標的薬治療の分野がこれから爆発的に進歩します。ですから、標準治療をはじめ、当クリニックで実践しているハイパーサーミアと免疫療法でがん細胞を抑えているうちに、がんを確実に撃退する更に新しい治療法が出てくると信じています。

そういった意味で、がん治療の効果として「不変」という状態に、医療者も患者側も注目すべきだと考えます。「不変」とは、本当なら大きくなるはずの腫瘍が、治療をすることでそのままの大きさで維持されている状態です。がん細胞と正常細胞の違いは、がん細胞が増殖するという点だけです。がん細胞が毒を出すわけではありません。がん細胞が増殖せず、そのままの状態を維持していてくれたら、正常細胞となんら変わりはないのです。腫瘍が小さくならないことに対し、不安を抱かれる患者さんも多いのですが、がん細胞を強く抑え込もうとして、必要以上の抗がん剤治療を行うことで、免疫力が破壊され、激しい副作用を引き起こしてしまうこともあります。必要最小限の力でがんが大きくなることを抑え込むことが、最も延命につながるのだと思います。もちろん、劇的な治療効果を否定するわけではありませんが、私はそういった「不変」がある意味、一番望ましいと考えています。

田中院長と治療スタッフ
 
 
田中院長と治療スタッフ
 

不変の状態を保つ治療法として、スリーアロー療法は優れています。しかもこの療法の一番の特徴は、何度も言うようですが、副作用も少なく治療が楽なところです。がん治療で患者さんが一番不安に思われることは、がんそのものについての不安もありますが、どんな苦しい治療をされるのかという治療そのものに対する怖さがあると思います。そういった意味でもスリーアロー療法は身体に優しく、安心して治療を受けていただけます。

がんは端的に言えば「細胞の老化」によって発生します。誰にでも起こりうることです。明日は我が身です。私は患者さんの手となり足となり、広くアンテナを張っていろいろな情報を収集し、できる限りの対応をしていきたいと考えています。自分の専門分野にとらわれて、すべてをまかなおうとするのは決して良いこととは思っておりません。仮に当クリニックではできない治療法が来院される患者さんに必要な場合は、その情報を提供して紹介することも大切な仕事です。患者さんにとって一番利益となるような医療施設間のネットワーク作りが、ひいては免疫治療・温熱治療の発展に直結すると考えています。

   

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第4章 具体的な併用効果
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