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がん治療のフロントランナー 注目のドクターたち
  がん治療のフロントランナー 注目のドクターたち  
   
 

まずPET、MRIなどによる高精度検査で早期発見。

 
 

◆医療法人康仁会西の京病院のがん治療について、基本的な方針や診療内容をお聞かせください。

郄比 康臣(たかひ やすおみ)
   
私たち西の京病院が設立当初より追求してきたのは、一人ひとりの患者様の一生涯を見守ることのできる医療環境づくりです。一次救急からターミナルケアの分野まで手がけるようになったのも、「生涯医療」を目指してのことです。

私はこれを「富士山構想」と名付けています。富士山というのは、高い頂きから裾野まであって、高度なところは専門医療であり、例えば「メディカルプラザ薬師西の京」で行っているPETなどの最先端画像診断装置を駆使した検診、予防医学です。それから、病院での各科の診療、救急医療があり、さらに訪問看護、訪問リハビリなどの在宅医療があります。「病の、その先」まできちんとケアできる環境づくりを重視し、療養病棟の充実やリハビリ施設の整備、介護老人保健施設にも力を入れてきました。

西の京病院 メディカルプラザ薬師西の京  
西の京病院
メディカルプラザ薬師西の京
 
ただ、私は医者ですので、いちばん大事な命が何で失われているか、何の病気で亡くなられているかということを肝に銘じています。1981年以来、がんはわが国の死亡原因の第一位であり、今や2人に1人が罹患し3人に1人が亡くなるという状況です。がんを根治するには、早期発見に勝る手段はありません。そこで、2004年に「メディカルプラザ薬師西の京」を創設したというわけです。


◆PETが3台もあり、全身MRIその他、画像診断装置が充実していますね。

  郄比 康臣(たかひ やすおみ)
  最先端画像診断装置PET
まず、早期発見するためには、症状が出る前の早期がんを見つけることが先決です。何の自覚症状もない100人の方に、当院でPET検査を受けていただくと、1〜2人に小さながんが見つかっています。また、一度がんになった方は、健常人と比べ、他の部位のがん発生率が高いと言われています。ぜひ、PET、MRIをはじめとする高精度な検査を受けていただきたいと思います。

しかし、難敵のがんに対しては検診だけでは限界があります。やはり「最善の治療」をしなければ助かりません。当院では外科手術と化学療法を中心とする治療を行うとともに、大学病院や地域の医療施設とも連携し、患者様に最適ながん治療にあたっています。

そのなかで現在のがん治療の問題点も見えてきました。それは患者様が苦しまなくていい治療、副作用が少なくて心身に負担をかけない治療が大事だということです。特に骨髄機能が低下して副作用が出やすい高齢者には、体に優しくて延命効果のある治療が望まれます。その有望な治療法がハイパーサーミア(温熱治療)です。

   

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郄比 康臣さん
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第2章 抗がん剤の少量化
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