毎日健康サロン がん治療ウェブフォーラム ホーム がん治療のフロントランナー 注目のドクターたち ハイパーサーミア がん温熱治療 がん治療最前線
がん治療のフロントランナー 注目のドクターたち
  がん治療のフロントランナー 注目のドクターたち  
   
 

末期医療も優しさにつつまれて安らかに。

 
 

◆西の京病院のハイパーサーミア治療の特徴は?

ハイパーサーミアの治療風景
 
ハイパーサーミアの治療風景

当院のがん治療の特徴はPETを含む画像診断の精度の高さですから、ハイパーサーミアに関してもエビデンス(医学的根拠)を積み上げていきたいと考えています。一連の治療期間を通じ、PETや全身MRIなどの画像診断をフルに活用し、この治療法が本当に効いているのか、どのような変化が起きているのかを把握して、より確実な治療を目指しています。

腫瘍の大きさだけでなく、細胞分裂の勢いがどうか、悪性度がどうかといった質的なことも、PET画像の変化から読み取れます。まだエビデンスが不足しているため、効く人には効くけれども効かない人には効かないというような、応急治療的な段階にとどまっているのではないでしょうか。効果があるのだったら続けるべきだし、効果が全くないとか逆効果であれば、やめなければなりません。ハイパーサーミアに取り組む以上は、はっきりしたガイドラインの確立に向けてデータを集めていきたいと思います。

◆ハイパーサーミアががんの標準治療に組み込まれるにはエビデンスが不足しているとはいえ、ニーズは高まっています。患者さんと家族の方にお伝えしたいことは?

目指すハイパーサーミア治療について語り合う眸耆事長(右)と櫻井院長  
目指すハイパーサーミア治療について語り合う眸耆事長(右)と櫻井院長  

ハイパーサーミアを含むがん治療には、取り組む医師の姿勢や熱意も重要なのです。気力がわいてくるかどうかでも、治り方が違ってきます。患者さんと一緒に、がんとどう向き合うか。もちろん完治すればいいのですが、治せないまでも、できるかぎり延命効果が出るようにサポートしていくつもりです。一口に末期といっても、一人ひとりの患者様の状態はさまざまです。画像的に判定して長生きできていることを、患者様にはっきり示してあげたいのです。

がんが転移・再発したから、抗がん剤や放射線が効かなくなったから、体に合わないからといって治療をあきらめる必要はありません。一度はハイパーサーミアを試みてみてはいかがでしょうか。私自身ががんになって、もうだめだと言われても、やはりハイパーサーミア治療を受けると思います。身体を温めるということは決して悪いことではありません。副作用で苦しみ、治療法がなくて惨めな状態で亡くなることに比べて、末期でも優しさの中につつまれて安らかな日々を送れたらどんなにいいでしょう。人に優しい治療法であるハイパーサーミアは、がんの攻撃から守ってくれる心強い砦となり得ます。一緒に挑戦していきましょう。


   

前のページ
第2章 抗がん剤の少量化
コンテンツのトップ 次のページ
第4章 PETで治療効果判定 (櫻井院長)
メニュー