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外科スタッフ中心に、精度の高いハイパーサーミアを施行。

 
 

◆ハイパーサーミアを含むがん治療の診療体制について、院長に伺います。

櫻井院長
 
櫻井院長

当院の外科は胃がん、大腸がんなどの悪性疾患の手術をはじめ、術後疼痛が少なく体力の回復が早い腹腔鏡を用いた胆石の手術や、大腸ポリープの内視鏡的切除(ポリペクトミー)も積極的に行っております。また当院の内科では、心臓カテーテルを軸とした循環器をはじめ、腎臓透析、消化器、呼吸器、糖尿病、高脂血症など幅広く専門医が医療にあたっています。

ハイパーサーミアに関しては、他科と連携しつつ外科が中心になって治療を進めていきます。スタッフは私と西川徹先生、専任の看護師のほか、放射線技師、臨床検査技師などが当たります。がん治療では、検診により少しでも早く腫瘍を見つけることがベストです。早い段階で手術すれば、高い割合で完治します。そうはいっても、検診率はなかなか上がりません。こうした現状で、より良い治療法の選択肢を増やすためにハイパーサーミアを導入しました。

◆アメリカなどと比べて、日本のがん検診率の低さが問題になっています。

アメリカは、予防医学に力を入れたほうがトータルコストでは安くつくということが分かっているから、そちらへお金を使おうとしています。日本では検診に保険が適用されませんが、アメリカではPET検診に対しても、患者様は半額負担で済む保険があるようです。

PETは従来のがん検診に比べて発見率が格段に高いだけでなく、いろんなメリットがありますので、がん治療全般にうまく活用できればと思います。理事長のお話にありましたように、がんの悪性度の判定、病期診断、治療後の効果判定、再発診断などにも有効です。ハイパーサーミア治療の経過を追いながら、治療の精度を高めることができます。

■院長PROFILE
櫻井隆久(さくらい たかひさ)
1977年奈良県立医科大学卒業。専門は腹部外科。日本外科学会指導医。


   

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