40〜64歳で介護保険が使える、がん末期の在宅ケアにも対応。 | |||||||||||||
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◆ハイパーサーミアに関しては、このサイト(毎日健康サロン)に詳しい情報が載っています。土橋病院で受けられるハイパーサーミアなどのがん治療の内容について。
ハイパーサーミアも高濃度ビタミンC点滴療法も、患者さんに優しい、副作用のほとんどない治療法であり、生活の質を高める点が共通しています。また、放射線・化学療法の副作用を軽減し、進行がんで3大療法が無効になった場合にも適用できる点も共通です。特にハイパーサーミアについては、がん細胞内への抗がん剤の取り込み量が増大し、放射線の効果も増強されるというデータがいろいろと報告されています。 当院でハイパーサーミアと高濃度ビタミンC点滴療法を行っている前立腺がんの74歳の患者さんは、がんの患者さんと思えないぐらい元気です。前立腺がんが全身に転移し、胸にも転移しています。骨にも転移しているのですが、痛み止めは飲んでいません。「ビタミンCの点滴をすると元気になる、ハイパーサーミアは気持ちがいい」とおっしゃっています。 さらに、当院ではサイモントン療法を、がん治療において重要な役割を果たす心のケアと位置づけています。最近では精神腫瘍学(サイコオンコロジー)という言葉も知られるようになってきていますが、サイモントン療法はがん治療に必要な心のケアのプログラムとして確立され、効果をあげています。 ◆そのほかにも、がんに対する取り組みは?
がん末期の患者さんは、要介護認定を受ければ40〜64歳でも、介護保険が使えます。訪問看護、訪問介護、訪問入浴、訪問リハビリテーションなどの在宅サービスを利用できます。私ども医療法人慈恵会では、訪問看護ステーション、ヘルパーステーションを設けて、在宅ケア・サービスの体制を整えています。その資源を利用すれば、がん末期の貴重な時間を在宅で有意義に過ごしていただけます。 訪問看護では、在宅酸素療法、人工肛門のケア、経管栄養、胃ろうなどの医療処置から看取りまでする支援体制ができています。がん末期になると、どんどん体力・筋力が落ちてきますので、介助が必要になってきます。ヘルパーステーションでは生活援助、身体介護などをサポートします。夜間も含めて24時間対応しているのは、鹿児島では当施設だけです。 どんなサービスを利用すればよいかということは、居宅介護支援事業所のケアマネージャーが、ご本人・ご家族と面談し、がんの進行に応じて迅速にケアプランを立てます。残された時間を住み慣れた家で、生活の質を保ちながら過ごしていただくことは、これからのがん医療の大きなテーマです。何でもご相談ください。 ハイパーサーミアは末期がんまで対応可能で、生活の質を保ち、疼痛緩和、長期生存に有効であることが報告されています。当院はJR鹿児島中央駅のすぐ近くに位置しています。通院でのハイパーサーミアと在宅ケアの両面から、終末期を含むがん医療に積極的に取り組んでいきたいと思っています。
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