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『がんと闘う 温熱療法と免疫』 目次
     
まえがき 菅原努
     
1章 ある交信の記録
2章 がんはどう治療されてきたか
  がん治療の原理
    さまざまな治療法の提案/貧乏人のサイクロトロン計画/さまざまな試みの末に
  温熱の効用
    温熱とはなにか/熱ショック蛋白質の発見/発熱の再評価
3章 がん治療としての温熱療法
  増感法としての温熱
    放射線に強いがん/温熱による増感効果/熱に弱いがん細胞
  がん温熱療法の開発
    体内の加温のむずかしさ/コンデンサー型の開発/ハイパーサーミアの国際比較
  温熱療法はなぜこれまで受け入れられなかったのか
    「温熱療法」の混乱/病院の対応/広範な協力を
  保険の問題
4章 がん温熱療法の実際
  評価をめぐる問題
  有効性と限界――医師へのインタビューから
    1高出力の温熱を駆使する今田肇医師に聞く/2岡村一心堂病院にて/3患者に安心を与える上田公介医師/4西出病院のがん温熱療法/5免疫を活用する武田力医師に聞く/6「負の免疫」に注目する照沼裕医師
  臨床医の慧眼
    第1話 グリッピング法/第2話 肺がんのハイパーサーミア/第3話 がんとの共存療法/第4話 温熱の新しい作用/第十回国際ハイパーサーミア学会にて
5章 温熱療法が免疫力を高める
  免疫とは
    免疫のしくみ/自然免疫/獲得免疫
  熱ショック蛋白質のはたらき
    蛋白質のシャペロン役/細胞を清潔にし、活力を保つ/蛋白質を再生する/熱ショック蛋白質とストレス/ハイパーサーミアと熱ショック蛋白質
  成人T細胞白血病とハイパーサーミア
    治りにくい成人T細胞白血病/ハイパーサーミアによる治療
6章 温泉を見直そう
    温泉とハイパーサーミア/温泉のいろいろな効能
     
あとがき 菅原努
     
ハイパーサーミア関連書籍
ハイパーサーミア(温熱療法)を受けられる病院
     
【著者略歴】
菅原努(すがはら・つとむ)
1921年生まれ。京都大学医学部卒業、京都大学医学部長、放射線生物研究センター長、国立京都病院長などを歴任。現在、財団法人慢性疾患・リハビリテイション研究振興財団理事長、NPO法人さきがけ技術振興会理事長。京都大学名誉教授。著書に「ハイパーサーミアの臨床―難治癌への挑戦」(共編著、医学科学社)、「放射線基礎医学」(共著、金芳堂)、「がんと闘うハイパーサーミア」(金芳堂)ほか。
     
畑中正一(はたなか・まさかず)
1933年生まれ。京都大学医学部卒業、京都大学ウイルス研究所長、塩野義製薬医科学研究所長、副社長などを歴任。現在、医療法人尚生会西出病院顧問。京都大学名誉教授。著書に「ips細胞ができた!―ひろがる人類の夢」(共著、集英社)、「ウイルスとガン」「現代ウイルス事情」(岩波新書)、「がんはどこまでわかったか」(講談社)、「がんの遺伝子治療」(日経サイエンス社)ほか。
 
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