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ハイパーサーミア がん温熱治療
  ハイパーサーミア(がん温熱治療)  
   
 

  温熱が抗がん剤の効果を高める。
  がん組織内への薬剤の取込量が増加、副作用を軽減。

 

抗がん剤による化学療法でも、ハイパーサーミアとの併用で効果が高まることが確認されています。すべての抗がん剤について調べられているわけではありませんが、41℃程度の比較的低いハイパーサーミアでも効力増強が可能なマイトマイシンCをはじめ、よく使われている抗がん剤に併用効果が認められています。

温熱による増感効果は、加温で血流が増えると薬剤ががん細胞によく到達し、細胞内への移行が促進されること、薬剤で損傷したがん細胞の修復が抑えられることによります。従って、薬剤の投与量を少なくし、副作用を軽減できます。

ハイパーサーミアと薬剤治療の併用では、がん組織内への薬剤の取込量が数倍増加し、滞留時間が長くなることが認められています。一方、正常組織での代謝作用が著しく上昇し、薬剤の滞留が短く、副作用が少ないと報告されています。

 

シスプラチンの取込量
加温して3時間後には、投与直後の6倍以上の取込量を示している(マウスのデータ)。
 

 

 

タキソールの取込量
加温した直後に、投与直後の4倍近い取込量を示している(マウスのデータ)。
 

 

   

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