湯川進・西出病院顧問は、和歌山県立医科大学教授時代から、同病院でのハイパーサーミアの治療・研究にかかわり、抗ウイルス作用や免疫機能の亢進など、温熱療法の新しい作用を見出されました。同病院の症例数は５５０例を超え、数多くの治療成果を挙げています。その中から得られた免疫機能増強や併用治療による相乗効果、さらには、治療の大きな柱として位置づける精神的ケアの重要性などについて聞きました。

■CONTENTS
第１章　温熱療法の効果
第２章　数々の症例紹介
第３章　治療効果と精神的ケア
第４章　患者さんと向き合う姿勢
別　稿　温熱治療室の様子

■PROFILE
湯川　進（ゆかわ　すすむ）
1962年、和歌山県立医科大学卒業。和歌山県立医科大学内科代謝部門助教授、アメリカ・シカゴ大学内科生化学部門客員助教授、和歌山県立医科大学第３内科教授などを歴任。西出病院顧問、和歌山県立医科大学名誉教授。日本内科学会名誉会員、日本腎臓学会名誉会員、腎と脂質研究会顧問ほか。専門は温熱療法（ハイパーサーミア）、脂質代謝学、ビタミン学、腎臓病学など。

■医療法人尚生会　西出病院
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